不整脈 / 突発性心房細動

ハートレイトモニターが異常値を吐くようになったのは2022年夏のことでした。当初は機械が壊れていると思い何度も買い換えました。Polarでも同じ症状が出た時に壊れているのは自分の心臓だとウスウス気づいてKona渡航直前の健康診断で異常が見つかり精密検査の結果、突発性心房細動と診断されました。

心房細動で心臓停止はありませんが血栓による梗塞が心配で最短期間でのカテーテルアブレーション手術を決めました。

2022/08/05 wahoo tickr fit が壊れた 

2022/08/11 (グッズ)iGPSport アームバンドをランで試してみた

2022/08/12 Bike36km + Run3km iGPSportダメだわ

2022/08/15 Run Long Split 18km+11km

2022/08/22 (グッズ)COOSPO HW807 心拍計アームバンドでスプリットラン 15km+13km

これらは全て心房細動の発作で心房が痙攣しているので異常に高い数値を示します

発作が起こっている時に苦しさはなく手首で測っても脈がはやくなっていることに気づきません

2022/09/01 HRセンサーよりもオイラがポンコツなのかな

陰性T波 年貢の納め時かな

2022.10.21

ランニング中に心拍数が乱高下してわちゃわちゃ騒いでいたハワイ渡航3日前

健康診断があったんですがその結果が返ってきました

これまで徐脈は何度も指摘されていましたが陰性T波は初めてです

そして精密検査を申し渡され心臓エコーとホルター心電図となりました

健康診断って流れ作業的で精度を懸念していましたが

ちゃんと診ているところは診ているんですね(失礼)

父(エナ爺)が心臓バイパス手術を受けているので

家系的には循環器系での終焉をおぼろげながら覚悟しています

これまで心拍数が乱れても無理を押し通してきたので

寿命を縮めていたのかもしれません

命より大切なものはなくKonaに2回出場できたことは一生の思い出です

トライアスロンをすっぱり引退しても悔いはありません

もし手術してハンディキャッパーとしてカムバックできるなら

それはそれで素晴らしいことだと思います

検査は11月

結果は12月になりますが

まずは症状にしっかり向き合って残りの人生を無駄遣いすることなく

使い切りたいです

(不整脈)発作性心房細動でした

2022.11.18

朝8:20に見知らぬ番号から電話がかかってきました

リモートワークの日はアラームかけずに寝ていても7時に目覚めるのに

今朝は油断して寝坊しちゃいました

寝ぼけながら電話に出ると健康診断を受けた病院の副院長先生でした

先日のホルター心電図の結果が届いて不整脈が認められるので

大きな病院で再々検査しなさいとのこと

色んな意味で目が覚めました

仕事をやりくりして午後に詳細結果を伺う約束をして電話をおきました

再々検査はどちらの先生にお世話になるか

医師選びは最重要項目で治療の成否はここで決まります

半月板断裂を手術せずに完治させKona出場まで叶えた経験から断言します

https://hatenablog-parts.com/embed?url=http%3A%2F%2Fwww7b.biglobe.ne.jp%2F~scribbleofbourgogne%2Fcn35%2Fpg198.htmlwww7b.biglobe.ne.jp

どの分野にもゴッドハンドがいらっしゃいます

通院の利便性だけ優先すると治るものも治らず

切らなくて良い手術だってありえます

これまでと同じく関西のブレーンに相談

JR大宮駅前にいらっしゃるゴッドハンドをご紹介いただきました

病院行く前にカテーテル・アブレーションについて調べてから精密検査の結果とご対面

診断は発作性心房細動でした

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心電図画像はイメージですがこんなの見せられました

拍動の合間がウネウネしててここが細動だそうです

ホルター検査の22%に症状が現れているそうですが自覚は

練習中に不意に乱高下する時だけ

Kona1ヶ月前の9月には頻繁に異常値が出現しましたが

レース後1ヶ月静養でほとんどありません

胸が苦しいとか喉が詰まったような感じもありません

心臓エコーで心房に血の塊についても指摘はありませんでした

おそらくアブレーションはないと思いますが長時間追い込む運動を続ける限り

発作性心房細動の頻度は高くなり血栓形成リスクも上がります

先生は段取り良くて広尾の日赤病院宛の紹介状をご準備いただいていたのですが

JR大宮駅前宛に書き直していただいて本日終了

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Ironmanは卒業することになるかもしれませんがKonaに2回も行けたんだから

未練はありません

その時は心臓次第ですがサーフィンとボルダリングに挑戦したいです

それが無理なら連れ合いと寺社仏閣巡り

運良くIronmanに挑めるならばそれもまた有り難いです

心停止は怖いし血栓できて詰まるのも怖いですから診断や治療が終わるまで

おとなしく過ごします

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長女からもらった資料によるとエンデュランス系は発症しやすいのね

一般人と有意差無いと思ってたんだけどね

(不整脈)発作性心房細動を調べて分かったこととこの後のこと

2022.11.22

発作性心房細動の宣告を受けてから3日間

みなさんからたくさんの情報をいただきました

加えて役立ったのがYouTube

ネットで検索するよりも深くて濃い情報に辿り着くことができました

■長時間の激しい運動だけが心房細動の原因じゃない

一番の驚きが心房細動を患った原因が

長時間の激しい運動だけじゃないってことです

現代医学では今のところ発生のメカニズムを解明できていません

たしかにエンデュランス系のアスリートが普通の人より

8倍ほど罹患率が高いことはデータで示されていますが

日本には100~170万人もの患者がいるポピュラーな病気なんです

高齢になると罹患率は上がり80歳以上だと10%が患っているとのこと

とはいえアスリートが100万人どころか半分の50万人もいるはずがなく

総患者数に占めるアスリートの割合なんてたかが知れていてほぼノイズです

グレッグウェルチやデイヴスコットが不整脈を患ったことで

相関性を過度に意識していましたが運動歴のない人でも患う病気なのです

■まるで命のリレー

ご紹介いただいたDrはJTUメディカル委員会副委員長の村S先生で

数多くのトライアスリートをはじめとした選手の心臓を診察されている方です

さいたま市の大宮駅までは電車で約1時間

ホルター検査を受けた病院で紹介された日赤病院に行っていたとしても

待ち時間を考えれば大きな差はありません

一番大切なことは誰に命を預けるかってことです

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紹介状とホルター検査結果を渡し待つこと数分

問診して胸部レントゲンと心電図を行いました

ここでも陰性T波が計測され心房細動が日常的に発生していることを確認し

心肥大はないことからカテーテルアブレーション手術を勧めていただきました

執刀医の希望を尋ねられましたが特に知り合いの先生はいないので

村S先生が信頼するオススメの先生のご紹介をお願いしました

東京医大病院循環器内科の里M先生へご紹介いただくことになって本日終了

関西→さいたまから東京医大病院にリレーされ支えられている命

大切にしなきゃバチがあたりますね

カテーテルアブレーションの種類について

ネットで調べると心筋を誤作動させる電気を遮断する術式は2つあって

心臓の肺静脈周辺を焼灼する方法とバルーンをつかって

肺静脈を塞ぎ冷却する方法があります

どちらも発作性心房細動に使えるのですが使い分けやメリットについて質問しました

個々のケースによって様々で一概には言えないと前置きされましたが

バルーンは肺静脈に密着させることが難しいので焼灼が主流のようです

ただし焼灼とバルーンを組み合わせる術式もあるので

どの術式をつかうかは患者さんと執刀医次第のようです

■wahoo tickr fitの精度は高い

ホルター検査の時にいつも通りの生活ってことでZWIFTをやりました

Max197bpmを記録したのでエラー値かと思いきや検査記録では208bpmを計測

エラーじゃなかったんですね

■運動についてのアドバイス

手術まで心拍数の上がりにくいスイムならやってもよいか訊ねました

スイムに限らず運動は特段の制限がなく敢えて言うなら心拍数が高くなりやすいので

心筋が疲れることは控えるようにアドバイスもらいました

たしかに思い当たることがあります

先週水曜日のトラック練習

170bpmオーバーまで追い込んだんですが走り終わってからも中々心拍数が下がりませんでした

帰宅ジョグ(6’/km)でも150〜170bpmあって翌日は心臓が疲れている感じが残りました

なお細かな数値的指標はいただけませんでしたが

Ironmanペース(10時間以上動けるゾーン)を上限に考え

常時150bpmを超えないように続けようと思います

ってことは殆どの運動はOKってことです(*’▽’)

心拍数が跳ねたら無理せず立ち止まるか歩くかしようと思います

男性更年期障害の治療にも影響なし

服薬している補中益気湯と過去に行ったホルモン補充療法どちらも

発作性心房細動には影響なく禁忌なしとのことでした

安心して治療継続です

(不整脈)大病は決断力を試される

2022.11.24

発作性心房細動の手術に紐づいて様々な経験と気づきがありました

1.人の親切

専門医の診断と今後の手術について上司と同僚と個別に説明し

サポートをお願いした時のこと

専門医から運動は制限されていないので無理のない範囲で手術まで続けると

口にしたのが地雷だったようで同僚からキツく控えるように注意されました

彼女曰く

「常識的に有り得ない。ウォーキング程度にとどめるべき。静かに過ごしなさい」

とのこと

ケトルベルとか筋トレにしますと言っても耳を貸してくれません

自身の全身麻酔手術の体験を元に手術を甘く見るなという感じでした

その場はそうだねーとアドバイスを有難く頂戴しました

私を叱ってくれるのも私を思ってのこと

親切心です

でもね、専門医が心拍数が下がりにくく心筋に負担をかけないようにすれば

OKと言っているのに必要以上に運動を控える理由はありません

30年以上運動を続けてきた人間が突然休むと身体にかえって害を成します

心臓に別のストレスがかかり静養の弊害が生じます

ソフトランディングが賢明と考えての医師の判断もあるのかな

実際汗をかかないと夜中に目が覚めてトイレに行きたくなるしね

かつて半月板水平断裂を患った際も自己判断で膝の曲げ伸ばしを1週間ほど控えました

断裂しているのだから固定した方がよいという勝手な常識からの行動でした

医師や理学療法士に尋ねたところ医学的にはそんな必要はなく

返って可動域が狭くなってリハビリを長引かせてしまいました

当時の自分を大きく反省しています

私たちはコロナ禍の2年間で正しく怖がることの大切さも学びました

リスクを分析し過度に恐れない

なにかあったらどうするんだ病を患い

目黒のさんまのように殿の健康を心配するがあまり

さんまの旨味である油を落として小骨を抜いて

お門違いな対策で素材を台無しにする愚かさは落語の世界にとどめるべきです

運動しても良い、控えるべき

正反対のアドバイスを受けた時に自分に都合の良い方を採用したくもなりますが

一番効き目のあるアドバイスは経験者のもの一択です

同僚の気遣いに感謝します

2.家族からの親切

大阪府吹田にある国立循環器病研究センターは国内屈指の心臓の専門機関です

うちのマンションからも見えるくらい最寄りでここで手術するように

家族は強く望んでいました

手術前後の通院を考えると東京が便利ですが手術で不自由な身体で

家事はたいへんだろうと気遣ってくれるのです

そして万一の際はタクシーで駆けつけることができます

私は全身麻酔の手術なんて人生初

どれくらいたいへんなのか想像すらできません

加えてもって生まれた楽観主義

単身者で親族もいない人は自分でなんでもやらなきゃいけないし

入院中は看護師さんがいる

他のことで困ったらお金で解決すればよいと考えるのですが

根拠がないので自信がもてません

そこで知り合いのなかで一番最近に同様の手術を経験した

MRYさんにアドバイスを仰ぎました

氏のアドバイスは家族の介助は必要だけど自分でほとんどできるというものでした

最も困難なシーンは術後の傷がふさがるまで6~12時間動けないこと

この時そばに誰かいてくれたらお茶を飲める

傷が接着剤でふさがれば寝返りも打ち放題でトイレにも自分で行けます

介助してもらえると助かりますがこの程度なら大阪からわざわざ人を呼ばなくても

看護師さんにお願いできるレベルです

経験者からのアドバイスすべてリアルで興味深いものでした

・異常を自覚したのは同じペースで走っているのに脈が乱高下したこと

・だましだましやっていて持続性心房細動に悪化したこと

・洞結節の焼き方(バルーン冷却法を選択)

・心臓は完全停止させず数秒止めて処置してまた動かすこと

 復活しない時は即電気ショック

・術後は心臓が手術に驚いて不安定な挙動を起こすけど適応のための必要反応

・術後に精神的に不安定になること

・術後の出力は70%くらいに落ちること

こんな不安も予め想定できていれば迎え撃つ覚悟ができます

経験者に勝るアドバイザーはいません

話をもどして手術を東京と大阪のどちらで行うか

もし執刀医を変えるとなれば大宮まで行って紹介状を書き直し

国立循環器病研究センターのI上先生宛に予約を取り直して

問診からはじめることになります

加えて年末年始をはさみます

東京医大病院なら来週受診できます

この数日のロスが脳梗塞など致命傷につながりかねないので

最も優先すべきは迅速にカテーテルアブレーション手術までたどり着くことと

結論づけました

家族ももちろん同意してくれました

分からないことを未経験の人間が考えても埒があきません

相談する相手を間違わないこと

ここが一番大切です

(不整脈)手術日が決まりました+保険給付金申請準備

2022.12.01

■手術が決まるまでの流れ

T医大病院に行ってきたんですがデカさに度肝を抜かれました

間違いなく人生最大の病院です

初診カウンターだけで4つあって再診は空港カウンターの如く長蛇の列

全てが流れ作業でチャッチャカ進んできます

紹介状持参しないと選定医療費7700円を取られるのも伊達じゃありません

小田急のラッシュを避けて病院に入ったら

2時間ほどでS見先生とご対面

1日のうち22%が細動を起こしていること

心臓の大きさは正常なこと

時間をかけて考えることもなく手術一択で話が進んでいきます

術式は右鼠径部からカテーテルを挿入し

肺静脈にバルーンを差し込んで焼灼するバルーンアブレーションになりました

(一番素早く抜け漏れなく施術できるそうです)

肺静脈の周りを60℃で加熱して発作性心房細動の原因である

誤った電気信号を遮断する手術です

水曜日入院、木曜日手術、土曜日退院の4日間

術前1ヶ月と術後2~3ヶ月抗血栓薬を服用しますが

練習には制限がありません

転倒リスクがあるので屋外ライドのみ自粛しますが

スイムもZWIFTもランもOKです

服薬が終われば練習を完全に再開できます

ただし細動が起こると心拍数が上がりっぱなしで心筋が疲れるので

そこだけ注意します

血栓のできる左心耳を閉塞する手術についてお尋ねしましたが

65歳以上、高血圧や糖尿病など既往症あれば検討ですが

私の場合は無問題でした

初対面なのに発作性心房細動や術式について調べてきたことを見透かされたり

「次のレースはいつですか?」と尋ねられたり

選手の気持ちに寄り添うような問診

S見先生に全ておまかせしようと腹をくくりました

お言葉に甘えて10月の予選に出場したい

GWから練習を再開したいと意思表明しましたが

Ironman とは伝えておりません(°▽°)

最短での手術をお願いし年内に心エコーとCTとPCR検査

新年早々入院と手術になりました

コロナ禍なので入院中は家族も面会禁止

手術立ち会いも不要なので好都合です

退院したら自分で全部できますし

東京のマンションは狭いのでひとりで静養しようと思います

このあと採血と入院手続きを済ませたんですが

こちらも驚くほど巨大

採血ブースは12、入院手続きカウンターは6つもありました

支払いも全ておわって13時

預かっていたホルター心電図返却のため

健康診断のクリニック経由の帰宅ランでした

(やっぱり走るんかい!)

■保険給付金申請の準備

帰宅してから保険請求の準備

終身医療保険養老保険に入っていますが

証券が手元にある終身医療保険へ先に問い合わせました

医師の診断書など必要書類が保険会社に届いて確認がなければ

10日間で振り込みとのこと

手術前の方が検査で何かとお金がかかりますがそこは保険適用外

(ホルター検査、専門医の受診と紹介状、心エコーとCT、抗血栓薬)

ここをカバーする保険があれば金額次第て付けた方がよいです

手術給付金5万円と入院給付5千円/日と僅かな支給ですが

退院後120日以内の通院給付金と

3大疾病保険料払い込み免除特約がありがたいです

死ぬまで年4万円の保険料が免除されるんですから

今年の5月に入ったばかりで養老保険が来年満期になるから

先んじて加入していてラッキーでした

(不整脈)大失敗!かんぽ生命 養老保険

2022.12.02

発作性心房細動の手術を受けるので保険の確認

毎年12.5万円払い込んだ30年満期の養老保険からは

1円も出ないことが分かり大失敗しました

今を遡ること平成5年の夏のこと

当時は社会人1年目で結婚し保険のことなんて何もわからず

25歳からしか年金に入れなかったので代替案で養老保険を選びました

疾病障害入院特約は5百万円ついているから病気しても補償されるし

満期には5百万円もらえるから貯蓄にもなると思っていたんです

25歳の頃に勤めていた専門学校教員時代に貯蓄と保険は分離しなきゃいけないと

知りましたが元本割れを恐れてそのまま支払い続けました

そして今

養老保険では手術後の5日目から補償されるので

今回の4日間入院は対象外なんですって

平成5年当時なら大病を患えば5日以上の入院は必至

ところが今は早く退院させる傾向にあります

もちろん手術が2回になって入院合計日数が5日を超えれば補償されますが

なんだか時代遅れに思えます

30年払い込んで総額375万円→500万円=複利で計算して年利1.8%ちょっと

大損です

積立計算(複利毎課税) – 高精度計算サイト

素人の自分が個別銘柄で運用していたとしても5%は固いでしょう

母から30年後の貨幣価値は下がって目減りすると言われていましたが

日本が完全に停滞していたのでインフレは影響しませんでした…

(リンク)保険で人生の節目を感じる今日このごろ

たまたま春に入ったい終身医療保険に救われましたが

養老保険は死亡した時にしか役立ちません

連れ合いと娘たちには私の失敗を共有し

高い授業料を回収しておきます

皆さんもぜひ自身の保険で入院と手術がどこまで補償されるのか

チェックしてくださいね

(不整脈)チーム我が家

2022.12.07

術後のリカバリーを含め年始から2週間のお休みをいただくことにしました

(Thank you, my boss and coworkers!)

手術終わってすぐに復帰できそうだと上司に伝えたら

渋い顔をされて術後は少なくとも1週間休むよう諭されました

日本人は仕事にすぐに復帰したがる国民性があるそうです

一方海外では1日でも長く休みをとりたがるそうです

自分は日本人のメンタリティーなんだと再認識した瞬間でした

連れ合いは介護休暇をつかって私をサポートしてくれることになり

入れ替わりで長女が大阪に戻ってリモートワークしながら留守番してくれます

(家族全員おとなですから放っておいても大丈夫なんですがね)

JR東海株主優待券を手配したり

連れ合い用の布団やベッドの手配で経験者のMRYさんに問い合わせしたり

知り合いまで巻き込んで私の入院手術が一家総出の対応となりました

ひとりでも何とかなりますがサポートしてくれる人がいると心強いですね

ありがたいことです

(不整脈)手術30日前

2022.12.10
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抗凝固薬(血をサラサラにして血栓を防止する薬)

イグザレルトを12月8日から飲みはじめました

血が止まりにくくなるので交通事故を起こさないように気をつけます

食べ物もアルコールも運動も制限はないので有難いです

服薬以来、心房細動の発作なのか薬の影響なのか心臓がドキドキして

胸に違和感があります

神経が敏感に反応しているだけだと思いますが些細な変化も見逃せません

退院後の連れ合いの布団を手配

1月7日なら正月も過ぎて落ち着いていると思いきや

レンタル品が不足しているようです

ふとん三点セットとシーツをあわせると2万円は超えるし

収納スペースもないのでうちはレンタル一択

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フローリングでも対応できるマット付きのセットは

9泊で9130円と送料2530円でした

問題は食器やなべ

一人暮らしに最適化させているため20㎝の片手なべと

1合炊きの炊飯なべしかありません

皿も箸もすべて足りません

山小屋生活に1週間付き合ってもらうのも忍びないので

必要なものは買って使い終わったら大阪に送ることにしました

とりあえず夜露をしのげて飢えない環境だけは手に入れました

私たちの生活は6畳一間でスタートしました

新居のコーポの完成が遅れて事情を話して会社の独身寮に1か月ほど

住まわせてもらったんです

当時私が勤めていた会社の社長が私たちの婚姻届の証人だったんで

ムリをきいていただいたんです

20代なら若さと愛情で乗り越えられましたが

50代には窮屈すぎます(連れ合いには本当に申し訳ないです)

こんなことなら広い部屋に住めばよかったですね

(不整脈)心臓CTと心臓エコー

2022.12.13
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■手術前検査(心臓CTと心臓エコー)

9:30の予約で心臓画像専門のクリニック訪問

CTどころかMRIも揃ってて都内あちこちの病院から紹介された患者が集まってくる

ユニークなクリニックです

病院自前の機器だと予約が取りにくかったり遊休時間があったりする点を

改善したかったそうです(理事長が冊子で語ってました)

まず心電図をとってみて異常なし

1日の20%も発作を起こしているのに計測できないこともあるんですね

私はたまたま健康診断で発見されましたがラッキーでした

でも陰性T波に気づいたので先生としばし会話

これまで心電図で再検査になったことはなかったので意識していませんでしたが

前回と前々回の健診でも陰性T波の指摘がありました

(ここ1か月で心臓に詳しくなりました)

父親がバイパス手術をしていることを告げ冠状動脈の詰まりが気になっていると

伝えたら一緒にチェックしてくれることになりました

続いてCT

CTははじめてじゃないけど血管造影剤(イオプロミド)は初体験

まずニトログリセリンを含む血管拡張剤を舌下スプレー

これレース前に使ったらドーピングなんだろうけどパフォーマンス高まるでしょうね

造影剤なしで撮ってから造影剤投与

投与後に身体が熱くなると事前説明がありますが驚くほどの反応でした

一瞬で全身が熱くなり肛門の周りもカッカと熱くなります

撮影は10分ほどで終了

造影剤の副反応を観察するために15分の休憩を挟んで

最後に心臓エコーを経て診断結果を教えてもらいます

気になっていた冠状動脈の詰まりは大丈夫でした

1か所カルシウムの付着が認められましたが

血流は確保されているので心配ありません

血栓のできる左心房にある心耳も異常なし

ここを塞いで血栓の心配と永遠にサヨナラしたかったんですが

65歳以上でも高血圧でも糖尿病でもないので手術不要と伺っていました

現状では梗塞リスクは低そうです

3D画像で見る自分の心臓と冠状動脈はとても興味深く

スマホで撮影したかったのですが不謹慎なのでやめました

カテーテルアブレーション手術ではバルーンで肺動脈を塞いで焼灼するのですが

CTをつかって形状の確認をしていたのかな

全部終わったら2時間30分

検査当日の飲酒や過労は避けるようにとのこと

(ウォーキング以上の運動も禁止)

重篤な副作用だと失神や呼吸停止、心停止もあるので大人しく過ごしました

本日のお代は14760円

手術が終われば通院でも保険がでますが事前検査の方が出費多いように思います

ここをカバーできる保険がないもんでしょうか

院内のあちこちに張り紙があってきになったのがコロナの後遺症

フランクフルト大学の研究チームによると100人中78人に心臓の異常がみつかり

そのほとんどが心筋炎とのこと

コロナが回復した後も息切れ、血圧低下、不整脈を感じたら専門医を受診してください

我が身よりもこちらの方が気になりました

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(不整脈)手術前検査はお金がかかるけど医療保険でカバーすべきなのか

2022.12.15

手術前は色々検査があって出費がかさみます

手術と同じ月に手術前検査をすると入院も含めて

高額医療費の枠に入るので超過分は戻ってきます

高額医療費申請はざっくり説明するとぼちぼち稼いでいる人なら月9万円、

めっちゃ稼いでいる人なら月14万円を超える医療費負担が戻ってくる制度です

私は1日でも早く手術を済ませて血栓による梗塞リスクを避け

回復期間をながく取りたかったので12月に検査して1月に手術としたので

限度額を超えるのは1月のみです

■自分のケースで手術前検査にお金がかかったか計算してみました

合計34,500円

(内訳)

ホルター検査と心臓エコー 9,710+1,130

セカンドイオピニオンと専門医紹介 2,630(心臓エコー、X線検査、紹介状含む)

手術する病院初診 4,680

抗凝固薬(1ヶ月) 6,270

心臓CTと心臓エコーと心電図 14,760

この後入院前のPCRと血液検査が残っていますが1万円くらいみておけばよいでしょう

■これを医療保険で賄うとしたら

私のお世話になっているチューリッヒ生命終身医療保険では

特定疾病一時金が該当します

心疾患、ガン、脳血管疾患と診断されたら貰えるのですが

50万円/回の保障に対して支払い保険料は年5万円

他社には手術に関連する検査や通院をカバーする保険もあります

支払額を調べて必要額と見合うのか比べてみて下さい

■結論

私のように加入1年目で使えるチャンスに恵まれたら(謎)お得ですが

保険特約に入らずに5万円を毎年積み立てて運用していた方が利口だと思います

連れ合いにはこの情報をシェアして自身の将来への備えを促しました

ネットにあふれるお金や保険の話はモヤッとしていて現実感が乏しいですが

n=1でも生々しくお伝えして皆さんの備えに役立てばと願っています

(不整脈)入院前のPCRと血液検査と術式説明

2022.12.27

■術式が決まる

いよいよ手術入院前の最終段階

PCR検査と血液検査を済ませて主治医待ち

(先生は担当日じゃないのに来てくれたの)

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血液検査で軽く炎症反応が出いてたのですが

白血球は増えていない

先生が不思議がっていましたが前日のトレランのせいでしょうね

筋肉痛が軽くあるので先生に説明しておきました

(繰り返しますが先生から運動の許可もらっています)

心臓CTのVR画像を診ながら私の肺静脈の形がバルーンにフィットしない様子

左側が2本、右側が3本あったように見えました

(実際の画像です)

私の手術は高周波をつかって肺静脈の周りを4mm間隔で焼灼する術式になりました

鼠径部を数mm切って1.5mのカテーテルを挿入します

肺静脈2本の周りを焼灼

3時間くらいかかるようです

■術後の予定

手術は1月5日(木)の午後

術後3時間はベッドに仰向けのまま寝返りも打てずに過ごします

ここが今回の一番つらいポイントになります

抗凝固薬を使っているので出血が止まりにくいんですが

昔は6時間も固定されていたとか聞きますしマシになりました

1日経過観察をして翌1月7日(土)朝に退院です

術後2日で自宅に歩いて帰れるまでに快復しているそうです

シャワーもOKです

連休明けの1月10日(火)からは散歩や軽いジョグも可能

本格的な練習再開は1月13日(金)からでプールもOK

って心臓手術するのに回復早すぎませんか

退院後は1週間無理せず過ごすように診療計画概要書にはあるんだけど

スポーツ愛好家は休ませ過ぎると毒なのかな(笑)

抗凝固薬は3月末までを見込んでいます

どうせ冬はZWIFTしかしませんから無問題です

条件が整ったのでカミングアウトします

2023年は10月のIronman Langkawi出場をめざします!

コンディション次第ですが完走以上を狙います

(言っちゃった)できそうな気がするんです

■先生に伺ったこと

・手術後に運動パフォーマンスは落ちないそうです(術後1週間本格的な練習ができない分だけ落ちるのみ)

・術後に練習すると心拍数が高くなることがありますが時間の経過とともに落ち着くそうです

・低テストステロンや更年期障害と心房細動の関係性を示す論文はないようです

・心耳には血栓が映っていないので梗塞の心配は無用です

聞きたかったことは全てクリアです

あとはまな板の鯉で先生にお任せです

(不整脈)入院 day 1 院内探検

2023.01.05
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11時に現地入りして入院手続き

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事前にもらっていたスケジュールを粛々と

こなしました

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案内されたのは12階の素敵なお部屋

眺望が素晴らしい

のんびり出来ると思ったら

到着早々にレントゲンと心電図と採血して忙しい

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お昼は病院食

美味しいのだけど2人前食べたい

1食500kcal なんだけど生きるにはこれくらいで十分なのだろうね

院内には1階と9階にナチュラルローソン入ってて何でも買えます

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病院食以外は口にしちゃいけないけど弁当やデザートも買えます

年賀状と特定口座申込を投函

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変わったところでは東京医大オリジナルのクッキーと瓦せんべい

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退院祝いに買って帰るのかな?

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病室まで移動販売もあって入院生活は快適そのもの

24時間サポート付きだし住んじゃいたいです

昨日のworkout

ラン2km

入院前に代々木八幡お詣りして

年賀状買ってマイナカードコピーして

用事片付けました

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晩御飯はトンカツで600kcal

入院生活の不満は運動ができないこととご飯のお代わりができないことだけ

不満言う間もなく手術して退院するんでしょうね

あらためて術式の説明があったんだけど

私の肺静脈は右3本左2本あるんだそうです

なにか運動でパフォーマンス上がるのか期待したけど

アドバンテージはないんだって(笑)

(不整脈)入院 day 2 手術だん

2023.01.06
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いよいよ手術当日

パジャマのままで過ごすのは嫌いなので着替えました

Ironman 着ると気合いが入るような気がします

毎日走ることに慣れ親しんだ身体には耐えられない静養

病棟フロアだけ行動を許されているのでフロアの端から端を繋いで3kmウォーキング

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さらに暇を持て余したのだストロー使って呼吸筋トレーニン

ベッドでストレッチして午後を待ちます

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手術着に着替えたのは11時前

昼ごはんはスキップして点滴

そして遂に13時に手術開始

手術台に上り

高周波の電極パッドを腰に貼り

焼灼具の先端がどこにあるのか3次元で分かる位置情報パッドを貼って準備完了

ドラマのように術式や患者氏名、スタッフ名乗り

私のためにたくさんの人が集まってそれだけで感激です

術中の尿管挿入無しで尿瓶をあてがうだけ

これで苦痛がひとつ消えました(嬉)

点滴で痛み止めを注入したら後は記憶がなくて

目が覚めたら病室のベッドで17時過ぎ

カテーテルの傷口は首と鼠蹊部の2箇所

どちらも全く痛みません

現代医学すげー

さてここからが私の本番

抗凝固薬を使っているので止血がままなりません

鼠蹊部の止血のために最低3時間は右足を動かさず寝返り禁止

ここが今回もっとも苦しいと

経験者のこうたんから聞かされていたので

全力で挑みました

出血が止まらず再度圧迫止血

なんとか止まって21:30まで寝返り禁止

動いていなくても腹が減ります

寝たまんま夕食の八宝菜を食べるのですが

なかなかアクロバティックな経験でした

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おかげさまで21:30に寝返り解禁

ながい一日が終わりました

トライアスリートはじめ持久系選手には比較的多い不正脈(突発性心房細動)

手術当日を詳しく書き残すのは

後に続く患者さんの不安を少しでも取り除けたら良いなーと思うからです

医学の進歩で年々手術の苦痛が下がり

レーニング再開も早まっています

誤解を恐れずに言えば盲腸の手術くらいに思っても差し支えないです

(ただし失敗すれば命の危険ありますが)

心房細動自体は怖くありませんが糖尿病や高血圧

65才以上だと血栓ができて詰まることが怖い病気です(脳梗塞や肺梗塞)

もし健康診断で精密検査を求められれば即受診して下さい

どんな病気も早期発見が早期回復につながります

私は運良く精密検査で心房細動が再発したのでトントン拍子に手術まで辿り着きました

みなさんの多くがハートレートモニターをつけてトレーニングしていると思いますが

同じペースやワット数で走っているのに突然170bpm に跳ねることがあれば

機械の故障ではなく心臓の故障かもしれません

私の経験がみなさまのお役に立てれば嬉しいです

昨日のworkout

ウォーキング3km

(不正脈) 入院 day 3 入院概算は22万円

2023.01.07
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術後の止血は6時間なんだけどそれは23時

万一の際にスタッフが居ないから止血パッドは翌朝まで装着

午前中の手術ならパッドを外せるかもしれないけど

主治医は診察もあるから無理だよね

そんな事情で歩行訓練も翌朝に延期

ずっと横になっていて起き上がると立ちくらみして危ないから初回だけ看護師同伴なのだとか

夜中に看護師さんに尿瓶して貰ったんだけど

翌朝は普通に歩けるから自分でトイレ

顔の周りに手術用テープ跡がへばりついていたので

顔を洗っていたら看護師さんに見つかってしまい

やんわり注意されました

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朝ごはんはこんなメニューですが

上体を起こして料理を見ながら食べるって幸せです♪

術後の出血があったので経過観察延長

午前中は行動範囲が病棟フロアに制限されました

退院が遅れたら嫌だなーと思っていましたが

心電図とレントゲンに異常なく出血もないので

予定通り1月7日退院となりました

退院日が決まれば医療保険の手続きを早速開始

退院が嬉しくて病院1階の医療文書窓口にそのまま乗り込んだんですが

病棟と違ってそこは冬の待合室

みなさんダウンコートを着る室温に

一人だけロングT

失敗しました

帰り道にナチュラルローソンに立ち寄って

プチ祝い

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なぜか無性に食べたくなった特製肉まん

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お昼は都合よくラーメンで

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デザートはワッフル

もう食欲が止まりません

よく耐えたぞ俺

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手術費は150万円くらいですが

健康保険と高額医療費控除で22万円くらいに収まりました(差額ベッド代 ¥6600 x3泊込)

医療保険で5万円賄うので17万円ですね

ありがたやー

昨日のworkout

ウォーキング2km

医療文書窓口を看護師さんに訊ねたら

『退院の件、聞かれましたか?それでも今日は運動控えて下さいね❤️』と

やんわり牽制されました

素性がどこでバレたんでしょうか?

運動禁止を釘刺される不良患者って選手あるあるですよね

大人しくしてたんですが夕方までお通じなし

こりゃいかんと回診の担当医を捕まえてウォーキングしたいって申し出たら

『傷口塞がってるから良いですよ』と苦笑いされました

退院にホッとしたのも束の間

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週末は山手線外回りが終日運休

諸々予定が狂うので困るなー

(不整脈) day 5 術後は心拍数が高くなる件

2023.01.09
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手術前は安静時心拍数は44bpm(1分間の拍動数)くらいでしたが

術後は50bpmを超えています

夜中に何度も目が覚めるのですが60bpmを超えています

心拍数が高いから眠れないのか分かりませんが睡眠の質は下がりっぱなしです

上のグラフは1週間

赤い折れ線グラフがV字に下がっているところが手術日です

主治医から事前に説明を受けていましたし

お知らせはしましたが『普通』の人はこのくらいなんですね

予め知っていても慣れない身体の反応は意外と辛いです

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表示範囲を1か月に広げると心房細動の発作は12月19日を最後に起きていません

(赤い折れ線が200bpmに迫るところ)

入院中は24時間モニターされていましたが発作はなく順調でした

新しい心臓に慣れるために少し時間がかかりそうです

昨日のworkout

ウォーキング22000歩

リハビリは千代田線沿線神社巡り

代々木八幡、日枝神社に術後のお礼詣り

神田明神湯島天神根津神社をお詣り

江戸総鎮守の神田明神はさすがの参拝客で賑わっていました

足の筋肉はへたっていませんが

心臓がついてこないのでウォーキングのみです

(不整脈) day 6 ランニング再開

2023.01.10

術後の睡眠品質の低下

連日50を下回る睡眠スコアにストレスMax

夜中に何度も目が覚めることはもちろんのこと

汗をかかないため体内貯水ダムが決壊したみたいに何度もトイレにいきます

そして便秘気味・・・

現状を解決するためにはランニングが必要だろうと

予定より1日前倒しで軽いジョグをしてみました

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万一倒れても発見してもらえるように代々木公園のループを気持ちよく走りました

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胸が詰まるような感じは変わりませんが

心拍数がスパイクすることはなく少しずつペースアップ

キロ5で走れることを確認できたので更にプッシュ

初日は30分にとどめましたが手応え十分です

昨日のworkout

ラン6km

(不正脈) day 7 心臓の治療跡を感じる

2023.01.11

先週のカテーテルアブレーション手術では心房細動を誘発する

左心房の肺静脈の周囲を60℃ 4mm間隔(上図赤い点)で焼灼しました

心臓の裏側にあり普通の人が場所を意識することはできないと思うんですが

術後は明確に場所を意識できます

60℃で焼かれているので心筋が伸び縮みできず

平常時も胸が詰まるような感覚が残ります

時間が経つと慣れるのか

焼灼した周りが代わりに伸縮できるようになるのか分かりませんが

違和感が消えるようです

170bpm(1分間の拍動が170回)まで追い込めば

簡単に伸びてくれるような気がします

昨日のworkout

ノートレ

(不整脈) day 8 平均以上アスリート未満

2023.01.12

順調に回復しているので10kmくらい走れるんじゃないかと思っていたら

大きな勘違いでした

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キロ5分ペースが苦しくて足が前に出ません

日常生活には支障がありませんが選手レベルには程遠いです

睡眠スコアは相変わらずの低空飛行

回復が不十分と診断されているのですが

前夜の睡眠は朝までぐっすり眠れたのにスコアは49

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途中覚醒もないし深い眠りも浅い眠りもレム睡眠も普通と診断されているのに

低空飛行の原因は睡眠時ストレスが悪いからなんです

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平均15以下であるべきところが35のダブルスコアw

睡眠時心拍数が高いからストレスにさらされていると診断されているのかな

現状を正しく認識しこれからの積み上げ方を考えてみます

治療計画書では退院1週間は無理せず過ごすように指導されています

私も無理せず日常をゆっくり取り戻します

(不整脈) day 9 ひと休み

2023.01.13

風邪の兆しを感じたのでPL剤服用

運動を控えて体力回復に努めました

大きく飛び上がるためには

膝を曲げて一旦縮まなければなりません

休んだり緩めることも大切ですね

昨日のworkout

ノートレ

(不整脈) day 10 気をたくわえる

2023.01.14

主治医のアドバイスにより本日よりスイム含めて全ての練習が解禁

抗凝固薬を服用していても血が止まらない訳じゃないから

バイク練もOKもらっていますが服薬中の外乗りは自粛してZWIFTのみにします

明治神宮を包む気は伊勢神宮と変わらないと連れ合いが言うので

代々木公園と明治神宮の境にある土道を走ってみました

明治神宮をはじめてお詣りした時に気あたりしたのか

調子を崩したことがあるんですが

良いものにはあやかりたいです

(ご利益があれば嬉しいな)

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足元はTrail Scout 2 

しっこり履いたのでそろそろレビューします

乞うご期待

昨日のworkout

ラン11km

(不整脈) day 11 スイム再開と明治神宮の特別なお守り

2023.01.15

■鳥居の古材を用いたお守り

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連れ合いが帰阪する日の朝

もう一度明治神宮にお詣りして特別なお守りをお分かち頂きました

この花菱をしたお守りは

100年間鳥居として使われてきたヒノキを用いています

南参道鳥居は通勤路にあるので建て替えられる様子をずっと見ていました

こちら2023年(令和5)限りの数量限定で手にすることができます

(お一人様ひとつ)

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土日の参拝は混雑緩和のため明治神宮会館でお守りをお分かち頂けるのですが

12月31日から始まったばかりなので表に出ていません

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キャプチャーしたサイトを見せると離れた窓口から持ってきて下さいました

御札やお守りは1年でお返しするルールですが二度と手に入らない特別なものは

手元に残してよいそうです

巨大な鳥居の古材ですから当面は完売することはないはずですが

ご興味ある方はお早めに

■スイム再開

キヨミンのレッスン動画(自分用ノーカット版)を頭にたたきこんでから

プールに行きました

今日のテーマは

・左の脚の開きを抑える

・非呼吸側(左)のプッシュとローリングの連動

です

ウォーミングアップからプルブイ挟んで左のアキレス腱に右足を乗せてみるけど

腰が沈みまくり

腰を浮かすために左キックに頼っていて

姿勢維持に無駄な力を使っていること自体がダメ

そこで頭を沈めたら上手くできるんじゃないかと考えてたんですが

簡単じゃありません

ヘソと恥骨を結ぶ線に力を入れてみるけどこれもダメ

ここは更に研究してみます

非呼吸側はプッシュが抜けがちなので腕を垂直に立てて

ローリングしながら押さえる動きを意識してみました

プッシュが甘いので左オープンで泳いでみると上手く矯正できます

上腕から前に出すことや広背筋の連動も意識しています

練習の最後はもう一度プルブイ挟んで25m刻み

重心の均衡点を探しながら〆ました

心肺機能も筋肉も衰えているので基礎づくり期間は

プールの頻度増やして課題に取り組んでみます

昨日のworkout

スイム1.9km

ラン8km

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品川駅の新幹線改札までお見送り

チーム我が家は本日解散して長女は名古屋に戻りました

いつも美味しい食事を用意してリハビリにも付き合ってくれた連れ合いはもちろん

不在の間に大阪を守ってくれた子供たちにも感謝感謝です

(不整脈)day 12 final 心願成就してました

2023.01.16
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十五日詣りして気づいたこと

いつも『連れ合いと一緒に暮らしたい』と代々木出世稲荷をお詣りしていたのですが

1週間の介助という形で叶っていました

私は転職して大阪に戻る形を望んでいましたが

まさかまさか病気の介助で叶えられるとはw

神様は願いを叶える手段を

お選びにならないって話はよく耳にします

縁結びで有名な出雲大社で良縁を願った帰り道に交通事故に遭って

入院先で出逢った看護師さんと結ばれたとかね

とにかく願いを叶えるためには手段を選ばないので分かりやすく具体的に

お願いしないと命は落とさないまでもドエライ方法で叶えて下さるようです

私の方はといえばトントン拍子で

あっさりと手術日程は決まって入院が長引くこともなく

自分の足で新宿駅まで歩けるほど術後の経過は良好でした

自宅での静養期間はもっぱら体力向上

連日神社を詣でながら2万歩のリハビリをこなしました

独り暮らしに最適化しているため鍋や皿はおろか

もうひとりが寝るスペースすらない山小屋のような我が家でも

嫌な顔ひとつせず楽しんでご飯をつくってくれた連れ合いと

留守中の大阪を守ってくれた長女と次女

成人式はほったらかしてたら自分でさっさと済ませて

ピアスを開けて帰ってきた長男(意外だわ)

家族の愛をヒシヒシと感じることができて

私にとってはボーナスステージのような日々でした

ここが健康を取り戻したことと同じくらい有難かったことです

術後の唯一の懸念は睡眠時も心拍数が高いこと

6か月のグラフを見るといかに高いか一目瞭然です

おかげで睡眠トラッカーでは連日のダメ出しで疲れが抜けないと

アラートを連発してくれています

ただし自分ではまったく疲労感はなくスッキリ元気なので

2か月くらいで落ち着くんじゃないかと見込んでいます

これにてリハビリは終了し社会復帰します

もし皆さんが発作性心房細動と診断される日が来たとしたら

私のアドバイス

・クチコミで信頼できる医師を見つけること(真実はネットにはありません)

・手術の方法はネットに溢れているのでしっかり学んで心配を払拭する

・同じ病気で手術をした方の経験をきく(最新であるほど有効)

・手術入院4日だけで済むのでシーズン中でも迷わず手術オススメ

血液サラサラ薬・抗凝固剤は術前1か月+術後2か月だけど出血が止まらない訳じゃないからバイク練習も完全禁止ではない)

・糖尿病、高血圧、65歳以上のいずれかでなければ血栓リスクは低いので多少手術を先延ばしにしても大丈夫

 →でも心拍数が下がりにくいので心筋が疲弊することは要注意

・一番つらいかったのは手術後にカテーテルを挿入した鼠径部から出血を防ぐため

 4時間30分寝返りも起き上がりも制限されたこと(そのくらい軽い体験です)

特に重要なことは医者選び

カテーテルアブレーション手術は医者なら誰でも手術できるようになりつつあり

街のクリニックでも見栄えのよいサイトを準備して猛烈アピールしています

不整脈患者は推定100万人と言われているのでマーケットとしては有望なのでしょう

しかしながら医師の腕には差があるのも事実

失敗しないためには専門医が薦める専門医が確実です

通院しやすいとかHPを鵜呑みにせず手間をかけて医者選びしてください

昨日のworkout

ラン12km

Back to Namban Night

2023.01.19

不整脈の手術が決まってから控えていたスピード練習

手術から13日しか経過していませんが織田フィールドに戻ってきました

11月16日以来、2か月ぶりにして今年初参加

これだけでも感無量です

練習は全面解禁なので故障に注意しながら

どこまで心拍数を上げられるかってのが今日のテーマ

練習前にちょっとやらかして踵を切っちゃって血が止まらなくなりました

心臓と傷が開かないかのふたつを気にしながら走ることになりました

(この話は別途、不整脈の投稿に関連付けてポストしますね)

織田フィールドは相変わらずの大人気

集団が連なることもしばしばですが都会のど真ん中で

トラックを無料で走れるんですから贅沢言えません

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今夜のメニューは、

1200m -> 1000m -> 800m -> 400m ->800m -> 1000m -> 1200m -> 300m

の変則インターバル

前半よりも後半の同じ距離セットをペースアップするネガティブスプリットの

お題付きです

(毎週複雑なメニューを編み出してくれるHarrisonありがとう)

心臓のチェックなので追い込み過ぎないように

Bグループに入れてもらって走りました

1st 3’52″/km換算 (Max HR 160bpm) 様子見でゆっくり入りました

2nd 3’47″/ (167) 走れそうなのでちょっとずつ上げます

3rd 3’47″/ (162)

4th 3’30″/ (164) 400mなら多少上げても大丈夫

5th 3’38″/ (171) ここから脚が重くなりました

6th 3’39″/ (177) 練習不足の割には脚が動いている方です

7th 3’44″/ (178) ここが一番苦しかったです

8th 3’06″/ (167) 最初だけ上げてラストは流しました

ペースコントロールの課題をクリアした上で

しっかり心拍数を上げることができました

さらにレストの間にしっかり100pm近くまで直ぐに戻ります

復活の手応え十分

心臓は完璧に治りました(^^♪

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走り終わってからNambanのみんなが声をかけてくれて

復帰をよろこんでくれて私も嬉しかったです

またあちこちに知り合いが走っていて励みになりました

(走っている時ブルさんって声かけてくれた方、ご挨拶できずゴメンなさい)

血が止まらないので捻挫や肉離れも怖いですから

3月までは無理せず基礎体力づくりに励みます

手術から13日でトラック走れるなんて

現代医学って本当にすごいです!

昨日のworkout

ラン16km

(不整脈)血が止まらない

2023.01.20

かかとの角質をリムーバーで削っていたら

不注意で切ってしまいました

そしたら4時間経っても血が止まりません

思いっきり圧迫止血して止めましたが

抗凝固薬(イグザレルト)の威力を思い知りました

おろし金による指の擦り傷くらいはヘッチャラですが

カミソリ傷はダメージデカいです

おかげで事故のリスクがある自転車の屋外練習はスッパリ諦めました

ついでにカテーテルを挿入した頸動脈と鼠蹊部の傷ですが

カサブタも無くなり説明しないと気づかないレベルです

身体に傷跡を残したくない方も安心して手術受けてください

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昨日のworkout

スイム2km

ラン4km

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20:00〜全コース解放と思ってオリセン行ったら

4コース限定

私の嫌いなコースロープくぐるグルグル遊泳

痛い勘違いです

仕方ないのでプラブイ挟んで刻んで下半身を浮かす練習

前よりもマシですが沈みます

重心を鎖骨に持っていって面被りクロールにしているんだけど

どうも違うんだよなー

練習が足りないからピッチも上がらず

たまにローリングとプッシュが合致して上手くいくんだけど

再現性が低いのよね

(不整脈)day 20 順調に回復しているけど再発が怖い

2023.01.25

Tour de Zwift 2023 #5 (C)に出走

Cグループだけど先頭はガンガン行って着いていけず

ゴール2km手前で22位グループでヒラヒラ

13分間の短時間だけど242w維持できました

データみるとスタート3分で160bpm

先頭集団が見えるところをキープして縮まったところでブリッジ

集団で足を休めようと努めましたが心拍数は高いまま

イベント後は長めにクールダウン

心拍数の戻りが遅いですが頑張り過ぎたからなのかなんなのか判断に迷います

術後19日経過

順調に回復していて術後の経過は出来杉君です

少しだけ不安なことはやや頑張り過ぎているようにも思えて

発作性心房細動が再発しないかってところです

来週に1か月検診があるので先生にこのくらいなら大丈夫なのか質問してみます

昨日のworkout

バイク16km

ラン5km

(不整脈)血液サラサラ薬を飲んでも肩はこる

2023.01.28

会社から急いで帰ってきてZWIFTやろうとしたら

アップデートが走り出して結局間に合わず

止めようかと思ったんだけど接続したら

1.9kmから合流させてもらいました

これでも完走賞はもらえるのでラッキーです

さて本日の話題

心臓の手術の前1か月と後2か月は抗凝固薬(血をサラサラにする)を服用しています

おかげでちょっとしたカミソリ傷でも4時間止血できない状態です

そんな状態なのに肩はこるし目は疲れます

ついでにケトルベルで使ったハムストは筋肉痛になっています

血液が滞るから肩がこるのかと思っていましたが

血小板の作用を抑えることと血液粘度の話は別なのかもしれません

週に2000~4000mは泳いでいるし私の生活に運動不足はありえません

きっと姿勢が悪いのとパソコン作業が多すぎるからなんでしょうね

昨日のworkout

バイク30km

ラン6km

2023.01総括

2023.01.31

1月5日に心臓のカテーテルアブレーション手術をしたにも関わらず

実質半月で

スイム12km

バイク238km

ラン185km

元気すぎます

すごいぞ現代医学!

(不整脈)day 26 睡眠スコアが急回復してた

2023.02.01

手術後に心拍数が高くなり睡眠スコアがガタガタになっていると

1月12日(入院から数えて8日目)のブログで報告しました

https://hatenablog-parts.com/embed?url=https%3A%2F%2Fscribbleofbourgogne.hatenablog.jp%2Fentry%2F2023%2F01%2F12%2F075034scribbleofbourgogne.hatenablog.jp

ところが1月21日(術後16日目)から急回復していました

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安静時心拍数を見ると術前の状態には戻っていませんが

落ち着きつつあります

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安静時心拍数が高くても睡眠スコアが悪くても気にしないようにしていました

特別なことはしていませんが

・昼間に眠くなっても我慢

・寝る前は本を読んだり布団乾燥機で寝床を温めたりしっかり寝る準備

だけ心がけました

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睡眠時のストレスは相変わらず高め

床に就いても眠れないのは心拍数が下がってこないから

でも改善傾向にあり普通レベルまでもうちょっとのところまできてます

睡眠スコアがよかったり悪かったり不安定ですが

よい兆しがみえています

昨日のworkout

バイク28km

ラン6km

(不整脈) day28 1ヶ月検診は良好

2023.02.03

術後1ヶ月検診に行ってきました

経過はすこぶる良好です

手術から1週間後にはスイムを含め全ての運動制限は解除され

トラック練習では170bpmを超えるまで心拍数があがっても異常なし

手術前はスローペースでも突然心拍数が乱高下したり

クーリングダウンしても心拍数が高いままだったりしましたが

すべて改善しました

抗凝固薬(血液をサラサラにしる)の服用は

もらっている薬がなくなる3月11日までとなり

3月15日に最終検診を終えれば全ての治療が終了します

先生曰く「お仲間が不正脈を患っていたら紹介して下さい。レース前を除けばシーズン中の手術もなんとかなる。」とのことです。

だいたい術後2ヶ月経過すれば血栓のリスクはなくなるそうです

心房細動で心停止することはなく

一番怖いのは血栓による脳や肺の梗塞ですからね

今回の検診では面白いものを見せてもらいました(撮影許可もらいました)

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1つは左心房と肺静脈の3D 画像

左心房は背中に張り付いているので画像は背中側から見ています

右側の肺静脈が3本あるのが分かります(通常2本)

このような奇形はよくあることだそうで

これで血流量が増えてパフォーマンスがあることはないそうです

もう1つは手術中の動画

こんな映像を見ながら肺静脈の周りを焼灼するんですね

丸くなっている器具を肺静脈入り口に添えて

太い焼灼装置を4mm間隔で当てていきます

昨日のworkout

バイク32km

(不整脈) day 70 治療終了

2023.03.16

■高回転型心臓は回復の証

実質的には最後の診察になります

3月10日(術後64日経過)で抗凝固薬エグザレルトの服薬が終了

それ以降は運動時の心拍数が高いような気がして気になっていました

術前だともがいても170bpm

術後は同じ頑張りで180台やら190台を記録

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スイムでは25mダッシュ x10で184をマーク

このメニューを取り入れるまでは150までしか上がったことありません

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ZWIFTのゴールスプリント

ゴールしてからも心拍は上がり続けて3秒後には192をマーク

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ランニングでもインターバル練習で185をマーク

年寄りには不安すぎる数値です

特にプッシュしたわけではなく普段どおりにもがいた結果で

心拍数が上がりまくるのです

休むと直ぐに心拍数は下がるので心筋が疲れることはありません

S見先生に伺うと良い兆候のようです

学術的な統計や分析はまだと前置きされた上で

術後に運動時の心拍数が高い人は経過が良好なのだそうです

また抗凝固薬による影響ではないそうです

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起床時の最小心拍数は平均51

術前は44拍でしたから依然と高止まりしている印象ですが

常人からすれば既に低く無問題

半年か一年で元の44拍に戻るとのことでした

■アスリートは心臓医に好かれる

診察は終始なごやかでした

マスクの上からも先生の笑顔が伝わります

先生に「なんだか楽しそうですね」とお伝えしたところ

「患者さんで術後に190拍まで上げる人は居ませんからねw」

不整脈の患者は潜在層も含めて日本国内には100万人と言われていますが

私達はサンプルとして貴重な存在のようです

良い先生にめぐり逢えて私も幸せです♪

■経過観察は6ヶ月と12ヶ月

新しい薬や治療もなく次は6月と12月に経過報告の受診です

手術入院から数えて70日で全ての治療が終わり発作性心房細動は根治できました

■最後に

最後に繰り返しますがカテーテル・アブレーション手術による

発作性心房細動の治療は現代医学では数少ない根治可能な病気です

技術の進歩により容易に手術が可能となりましたが

執刀医の腕の善し悪しで術後の経過は大きく異なります

私は知人の外科医を通して埼玉の心臓専門医にセカンドオピニオンをお願いし

更に信頼できる執刀医を名指しで紹介していただきました

専門家のクチコミほど最強なものはありません

この一手間が正しかったと強く思います

実は今月に次女が膝の内視鏡手術を行います

高校生の時に受傷した膝のロッキングが完治せず

MRIでも原因部位が分からず病院を転々と8年も彷徨っていました

通院しやすいところやネットのクチコミで受診と諦めを繰り返していたんですが

先に登場した知人に相談して大阪府下で最も膝に詳しい病院は一択

大阪大学病院を紹介してもらいました

内視鏡手術といえども3週間の入院を要す大掛かりなものです

下手なところにお願いすれば内視鏡を挿入しただけで原因部位を特定も治療もできず

挿入傷を塞ぐこともあり得る手術

最初は通いにくいから手術だけ阪大病院で入院や通院は別の病院に移るなどと

申しておりましたが今は素直に向き合っているようです

医者選びの一手間

ここだけは生涯努力を惜しんではいけないです

昨日のworkout

ラン12km

連日の高心拍数練習に加え膝が芳しくないので

Nambanは回避して一人ジョグ

(不整脈 day 160)3ヶ月検診で不安一掃

2023.06.17

治療が終了して3ヶ月経過

定期検診にやってきました

ほとんど手術したことは忘れて全力トレーニングやっていますが

たまに再発の不安がよぎります

5月以降に本格的な練習を開始してから

ゆっくり走っているのに心拍数が飛び跳ねることがあります

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キロ5~6分ペースなのに心拍数が180を超えるんです

息は上がらないのに昨年夏ごろは似た症状が頻発して不整脈が発覚しました

レーニング中はいつもHRモニターを見ていますから異常はすぐに分かります

5/31に発見して以降、6/1、7、10と発生しました

ランニングのみで生じる現象で

wahooアームバンド式からGarmin内蔵式に切り替えると正常化します

機械のエラーなのか不整脈の再発なのか判断がつきません

そこでデータを見せながら先生に詳細を説明しました

最初の先生からの質問は脱水に関するもの

たしかに激しく運動してますから脱水気味かもしれません

なお、私の場合だと負荷心電図程度では不整脈の再現は難しいそうです

170超まで追い込めるテストもあるそうなんですが

それでも必ず再現できるとは限らないのです

24時間のホルター検査をつけて激しいトレーニングメニューを行えば

不整脈の有無を確認できるそうですが

とりあえず機器のエラーを疑うほうが先とのアドバイスをいただきました

東京医大付属病院でレンタルされるホルター検査機は

防水仕様でシャワーも浴びられるらしく

発汗程度は無問題だそうです

これはこれで試してみたくなりますよね(変かな?)

比較のためにwahoo2台目を購入

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精度と扱いやすさでwahooが一番信頼できます

wahooの不具合なんて聞いたことありませんが

Amazonのレビューでは少数ながらあるので試してみます

念のため動作テスト

もちろんバイクは無問題なんですが

負荷と心拍数がきれいにリンクして

リカバリ区間ではすぐに心拍が戻っています

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週末の12マイル(19km)走が楽しみです

それからもう一つ大切なこと

仮に再発していたとして不整脈で怖いのは

血栓ができること

・心筋が疲労すること

なのですが5分程度の発作であれば心耳で血栓ができることはないそうです

心筋はいつも使いまくっているので5分のスピード走と思えば

別段心配することはありません

先生の診断とアドバイスのおかげで正しく恐れ正しく対応できます

昨日のworkout

ラン2km

夕方に大阪着

京都線でもノーマスク増えて良き良き

1ヶ月でずいぶん印象かわりました

蒸し暑くてもマスクしているのは怖いだけじゃなくて他にも理由あるのかもね

マスクする自由もあって良し

(不整脈)いつかどこかの誰かの役に立つ

2023.07.02

日本には推定100~170万人も心房細動(不整脈)の患者がいると言われています

それくらいポピュラーで術式が確立されていて完治できる病気です

今朝、同じ歳のアスリートからメッセージをいただきました

私のブログが手術を受ける人間にとって分かりやすく

有り難い内容だったとのこと

実はこのような有難いお言葉をいただくのは4人目です

いつか誰かの役に立てばと当時の心境や最新の医療と保険について事細かに

書き残していましたが

思いが届き役立っていることが嬉しいです

何より現在は年始に手術をしたことを忘れるくらい元気で

毎日走り回る姿が希望になっているのかもしれません

自分のブログを誇りに思います

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祝杯はパッションフルーツ黒糖焼酎

香り高く甘味と焼酎のバランスが最高ですね

もう2個残っているので毎日の楽しみが増えました

昨日のworkout

バイク101km

ラン3km

天候不良につきZWIFTで3時間のワークアウト

2時間で休憩挟んで完遂

20分毎に5分のプッシュ区間があるんだけど

意外とつらいのよね

そしてレース結果は

(レースレポート) Ironman Malaysia 2023

(不整脈 day 343)治療終了と経過の個人差

2023.12.14
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手術からほぼ1年

今日が最後の診察になりました

Ironmanを完走できたしKonaを獲るくらい回復したんで何の心配もありません

術前は不規則に170bpmを刻んでいましたがスピード緩めたら

ちゃんと脈も下がるようになりました

先生への最後の質問は術後の経過の個人差です

執刀医の腕もあるでしょうし

既往症(糖尿病、高血圧、心肥大)や年齢も影響します

手術しても回復に時間を要す人とすぐに回復する人はどこに違いがあるんでしょうか

複数の理由が関係するので一概には言えないと前置きされてから

「心房のダメージ」というお話でした

早期に発見できたものは肺静脈周りを焼灼してエラー信号を遮断隔離すれば

ほとんど完治してしまいます

ところが長年放置していると心房にダメージがあって隔離術だけでは

治せないのだそうです

全ての病気は早期発見早期治療が欠かせません

先生へIronman Malaysia 年代別4位とKona獲得を報告できてよかったです

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手術前の安静時心拍は44bpm でしたが

現在は48bpm

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完全に元通りとはいきませんがレースを控えた

9月は46bpmにまで下がっていました

さて今宵はNamban night

メニューは5kmTTのペースで

500m x4 x3setです

1,2本目はレストが短くてスタート地点に戻れないランナーもいました

心拍数が戻る前にスタートするのでめっちゃきついです

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練習中は正常でしたが追い込みすぎたのか

クールダウンのジョグで心拍数の異常値を示しました

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トラックからの帰り道もダウンを兼ねてジョグしましたが

ここでもエラー値

異常すぎるので歩いて落ち着かせました

やれやれです

治療が終了したからといって油断せず

心臓を労わりながらスポーツを楽しみます♪

昨日のworkout

ラン20km

病院まで走っていって心電図測ったら筋肉が緊張して上手く計測できず

みなさん、心電図の時は公共交通機関で行くか

現地に到着してから10分くらい休みましょうね(謎のTips爆誕


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